日本では空前のタピオカミルクティのブームが到来しております。
「タピる」が2018年の「JC・JK流行語大賞」(AMF)でコトバ部門1位に輝いたのも記憶に新しいですが、みなさんは普段飲まれますか?
僕は昔からタピオカが好きで、中華料理店に行くと小粒のタピオカとココナッツミルクのデザートを頼んだりします。しかし、何時間も並んでタピオカドリンクを飲むのは・・・
先日、韓国旅行に行った際、明洞に貢茶(Gong cha)を発見しました。
行列もなく、並ばずに買えそうだったので試しに飲んでみました。(というのも、2018年9月に名古屋にオープンしたららぽーとのゴンチャはとんでもない行列で、全く飲む気も起きなかった。数か月前に名古屋駅にジアレイもオープンしましたが、こちらは5時間待ちでした、無理だよ!笑)
うん!美味しい!しっかりと紅茶の香りがして、タピオカも大粒。結構量が多いから一人で飲むにはキツイかも。屋台で食べたトッポギが辛かったので良いお口直しになりました。
タピオカの次にブームが来るのは、バナナジュースやレモネードと言われていますが。
平成のスイーツブームを振り返ってみましょう。
- ティラミス
- ナタデココ(親に買ってもらって初めて食べた時の衝撃!)
- パンナコッタ
- なめらかプリン
- カヌレ
- マカロン
- ロールケーキ
- 生キャラメル
- パンケーキ
振り返ると、そんなブームもあったなぁ懐かしい!子供心に、ナタデココが流行っているのは知っていました。ティラミスブームは体感していないので、勢いの程は分かりませんが。移ろい行くブームと私たちの心・・・
話がズレてきました、台湾の食文化の本題に戻りましょう。
タピオカブームと台湾の食文化
台湾は日本からも近く、LCCで気軽に行ける旅行先として近年人気も急上昇しています。もう行ったことある方や、これから行きたい!という方にも、ここからは、僕が実際に台湾(台北を中心に2泊3日)へ行き、見て食べて感じて考察した内容です。
原付大国・台湾
まず空港から市街地へ移動し驚いたのが、街を走る原付の数。調べてみると、台湾は人口あたりのバイク台数が世界一でした。車より多いのでは?と思うのと同時に、横断歩道で止まって知った交通ルール。どうやら二段階左折の原付専用の待機スペースがあるようです。
写真左手を見ても分かるように、台湾は駐車スペースがたくさんあります。停める場所が無い!と困る心配無し。そして交通量が多くても原付なら渋滞知らず。値段も車より断然買いやすいので重宝されているようです。
とっても盛んな外食文化
台湾=「グルメ天国」と称されるほど、外食が日常化しています。 国民の約4割が1日2回外食しているという情報もあり、「テイクアウトをしてオフィス・学校で食べる」ことが当たり前。
一人暮らしの賃貸物件にはキッチンが無いことや、屋台で食事をとった方がコスト的に安いことも、外食の割合を高めている一因と言えるのではないでしょうか。
そして、台湾人は朝から屋台やチェーン店でがっつり食べている!朝食専門店や、屋台にはビーフンなどの麺類、おかゆ、揚げパン(油條)や豆乳(鹹豆漿)など安く食べられて種類も豊富にあります。
また、お腹いっぱいで食べきれなかったら気軽にお願いしてみましょう。
打包 (ダーバオ)、これが「包んでください」の意味になります。
B級グルメのおにぎり屋台
九份へのショートトリップの為、朝早くホテルを出発して驚いたのが、路上に朝早くから出ているおにぎりの屋台。これが安くて美味しい!
具は肉鬆(ロウソン)と呼ばれる肉でんぶや切干大根、酸菜など。黒っぽい色合いのお米(紫米)を使っているお店も多かったです)なども、たくさんの人で賑わっていました。くるくるっと手際よくおにぎりにして、ビニール袋に入れてくれます。
街中でよく見かけるシーラー機
台湾のドリンクスタンドでは、どうやら当たり前にあるらしい。飲み物のカップにぴったりと蓋をするシーラー機。朝ごはんに鹹豆漿(シェントウジャン)を食べに行ったお店にも置いてありました。
カップに飲み物を入れて、機械にセットするとフィルムが回転してピタッと密着。簡単に蓋をすることが出来る機械です。
これはやはり、台湾の外食・お持ち帰りの文化が発展に貢献したと言えます。持ち帰りをしてもこぼれないようフィルムで密閉してお客さんに渡すスタイル、そして持ち運びやすい。飲む際にはフィルムにストローで穴を開ければ完璧。
僕が台北のコーヒー屋さんに行った時、サラリーマンのお兄さんが5・6個のドリンクをお持ち帰りオーダーして(職場での買い出し担当なのかな)、大きなビニール袋で受け取り、原付に袋を引っ掛けてブーンと走っていく光景を見ました。そうか、確かに。シーラーで閉じてないと持って帰れないもんね、妙に納得しました。面白いな~。
タピオカパールミルクティ発祥の春水堂へ
せっかくの台湾だし、タピオカミルクティが飲みたい!ということで、タピオカミルクティー発祥の店(諸説あり)として有名なお茶専門の台湾カフェ「春水堂(チュンスイタン)」へ行ってきました。
自分が写っている写真が無い!そう、母親を初の海外旅行に連れて行ったのが、この台湾旅行だったのです、何しろ行ったことない土地なのに勝手に歩き回り引率がめちゃくちゃ大変だったのも良い思い出です(笑)姉と母に怒られそうなので、顔はモザイクかけました。
黒いタピオカがお茶の中でくるくると動く様が、真珠が揺れ動く様子を思わせることから、「珍珠奶茶(パールミルクティー)」と名づけて常連さんたちに振る舞ったところ、大人気になったそう。
シェイカー泡立てられたミルクティの香りが良い。グラスが高くて子供が飲むのは大変そうだけど、とっても美味しかったです。
※そもそも、タピオカって原材料何?キャッサバですけど。。。それって何?っていう解説を始めると長くなるので、この記事では説明していません!
今回は台湾の食文化についてまとめました。一つの食事にはそれぞれの理由があり、なぜ文化として根付いているのかを考えるのはとても興味深く面白い時間です。台湾は美味しい物が本当にたくさん、麺やご飯が中心なので日本人旅行客向けとも言えます。LCCも各地から就航していますので、フラっと遊びに行けることも魅力ですね。
地下鉄で動き回る方は、イージーカードを購入するとスイスイーと移動出来ます、もちろんコンビニでも使えて便利ですよ。
このカードのデザインが好きです。次回の台湾紹介は、僕が朝食で食べてハマった鹹豆漿(シェントウジャン)を作ってみようかな~。そちらもお楽しみに。