パリの観光が初めての方も多いと思いますが、一度訪れてパリの魅力にすっかりハマってしまったあなた。
少し変わった場所を見てみたい、という考えが浮かんでいませんか?
グランド・モスケ・ド・パリ
ということで、今日はパリで異文化の中に身を置くグランド・モスケ・ド・パリをご紹介します。パリの中で非日常空間を味わうことができるスポットです。
モスクってどんなところ?
日本では、神社やお寺が一番身近な宗教施設。初詣から日常のお参り、最近では御朱印を集めている方も多いですね。
モスク(英: mosque)は、イスラム教の礼拝堂を指します。イスラム教では、偶像崇拝が排除されているため、神様や天使、聖者などの像は置かれていません。装飾は幾何学模様のみです。あくまで、礼拝をする場所なのです。
2019年現在、日本には約20万人のムスリムが暮らすと推定されています。これから、日本でももっとモスクの数が増えるでしょう。
海外では、大きな街であれば必ずモスクがでーんと構えています。こちらは、シンガポールのアラブ街の中心、サルタン・モスクです。いかにもモスク!っていう玉ねぎのようなドームがかっこいいです。
パリ・モスクの中を大公開
モスクの簡単な説明が済んだところで、パリのモスクを見てみましょう!
こちらが正面玄関です。美しい装飾のミナレット(モスクにある尖った屋根の塔のこと)。
イスラム教のシンボルである三日月と星。
このモスク、実は中にハマム(蒸し風呂)があるんです。友達がハマムに入ってきたというので面白い!パリにそんな場所があるんだと思い、僕もモスクに訪れたのが最初のきっかけです。
個人的には扉の装飾が気に入っています。
モスクは入場料3€です。入口でチケットを購入すると自由に見学ができます。
礼拝を行うスペースのみ、一般人は立ち入ることが出来ません。真剣にお祈りをするイスラム教徒の方しか入れません(ブレた写真しかなくて申し訳ない)
中央のパティオ。イスラム建築ならではのアーチが美しい。
建物内の美しいタイル。吸い込まれそう。
庭園はブルー。緑もたくさん生い茂っています。
・モスクは神聖な場所です。露出の多い服装は避け、品位ある行動を!
・建物はどこもフォトジェニックですが、写真撮影は程々に。
サロン・ド・テでアラビアンスイーツとミントティーを頂く
入口を出て、建物沿いを左に進むとサロン・ド・テがあります。奥にはレストランもあります。僕は外のテラスでお茶をすることにしました。
こちらもタイルがとっても素敵です。
お茶を頼むと、アラブ料理では定番のミントティーが出てきます。
ご存知でない方のために説明すると、ミントというより砂糖のお茶ですね(笑)なぜここまで甘くするのか分かりませんが、中東ではミントティーは甘ければ甘いほど良しとされているのです。一度飲んでみてください!
スイーツは、ショーケースから選びます。中東では定番のバクラヴァ(薄いパイ生地の間にアーモンドやピスタチオなどを挟み、焼いてからシロップをかけたもの)も、安定の甘さ(笑)
たまに食べると美味しい。
パリのモンマルトル周辺では、このバクラヴァを売っているお店もありますよ。
たまには少し変わったスポットのご紹介でした。教会や聖堂とは一味違う雰囲気を味わうことが出来ます。
Grande Mosquée de Paris
住所 :2 bis Place du Puits de l’Ermite 75005 Paris
アクセス :メトロ7番線 Place Monge駅 徒歩5分
パリ植物園や国立博物館からも近いので、併せて訪れてるのもお勧めです。