パリの観光

パリの邸宅、ニッシム・ド・カモンド美術館を訪ねる

みなさんBonjour!ともはるです。

今日はパリの少し変わった、邸宅がそのまま保存されている美術館。ガイドブック等ではあまり紹介されていない、ニッシム・ド・カモンド美術館をご紹介します。

ニッシム・ド・カモンド美術館への行き方

パリでも大きな公園のひとつ、モンソー公園。

休日ともなれば、市民の憩いの場として子ども連れも多くとても賑わっています。メリーゴーランドや売店のあります。

メトロの出口から、モンソー公園の真ん中を突っ切って抜け、反対側へ。

公園を出たら、閑静な住宅街を左に真っ直ぐ歩きます。

3分ほどで、ニッシム・ド・カモンド美術館へ到着!

パリ・ニッシムドカモンド伯爵の邸宅が美術館に

この建物は、銀行を経営していたモイズ・ド・カモンド伯爵が、ベルサイユ宮殿のプチ・トリアノンにインスパイアされて1912年に建てました。

実は伯爵が、息子のために用意していた邸宅なんですが(この時代のブルジョワ・お金持ちとしては普通なの?庶民には分からない)、息子が第一次世界大戦によって25歳という若さで戦死してしまったため、数々の調度品と一緒に邸宅を国に寄付しました。

その邸宅がまるごと美術館として公開されています。パリのミュージアムパスも利用できます!

正面入り口のファサード。どしっと構えた重厚感のある雰囲気。

ミュージアムの案内を貰いました。

なんと、オーディオガイドが無料!日本語でゆっくり説明を聞けるのって良いですよね~。

展示品の番号を押すと説明が聞けます。オーディオの音声担当が一人じゃなかったです、結構珍しい。

1階、厨房施設。めちゃくちゃ広い。夢のような空間。真ん中のオーブンが機関車みたいでカッコいいです。

展示が全部凝っていて、かわいい。なんかジブリみたい。

とてもフランスらしいと思ったのが、この鍋。何かわかる人居ますか?

これは、平目専用の鍋です。変わった形をしてますよね。平目をそのまま調理することへのフランス人の情熱を感じます(笑)

キッチン横には、使用人さん達が食事を摂るスペースもあります。こんなに立派なスペースが用意されているなんて。

1階のキッチンで作った食事は、こちらの専用エレベーター(白いカップが伏せてある扉です)で2階の食卓へ運ばれる仕組みです。都会のビルにある飲食店のようなシステムが構築されている。すごい。

一階中央ホールから、二階へ続く大理石の階段。圧倒的な優美さを備えています。階段の手すりの模様やバランスが素晴らしいと思います。

居間、部屋に入るとそれぞれの調度品の解説があります。

陶磁器が埋め込まれたテーブと椅子。世界に10個しかなく、そのうち2つはメトロポリタン美術館に展示されている。そんな物が平然と置いてある(笑)

ダイニングテーブル。

大きな書斎も完備。

こちらは寝室。

普通の美術館にあるような豪華なコレクションだけでなく、トイレや浴室などを見ることもできて面白いです。

タイルもシンプルながらセンスが良いです。

普通にトイレは今風で驚き。

 

居間などを見学して、もう満足!と思っていたら、奥にはセーヴルの陶磁器コレクション。そして、よく見ると全部鳥。

鳥・鳥・TORI!伯爵は鳥がお好きだったのかしら?

普段そんなに鳥のデザインに興味はないけど、素晴らしいデザインに見惚れました。思わず欲しくなります。

それぞれの部屋を回りながら、昔の雰囲気を味わう。洗練された邸宅をゆっくり堪能する。なによりも贅沢な時間を過ごすことができます。

受付横のクロークハンガーも面白いデザインでした。

2階ではカモンド家の歴史を知ることの出来る資料も数多く展示されています。息子のニッシムも戦死しましたが、伯爵の娘ベアトリスは第二次大戦中、ナチスの収容所にて亡くなりました。その時代の動きを感じながら、実際に人が住んでいた場所を見て回ること。

ベルサイユ宮殿ほどの絢爛豪華さはありませんが、特別な雰囲気を味わえる邸宅美術館です。是非一度は足を運んで頂きたいスポットです。

ニッシム・ド・カモンド美術館
住所 :63 rue de Monceau 75008 Paris
アクセス :メトロ2番線 Monceau駅 徒歩5分

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