今日は、フランスでもアンティークが有名な、南仏の蚤の市をご紹介したいと思います。
アクセスや見どころ、攻略方法など盛りだくさんの内容です。お時間がある方は、最後までお付き合いください。
カルパントラの蚤の市 Carpentras
南仏の小さな都市、カルパントラ。
毎週日曜日、大きな蚤の市を開催しています。
アクセス
アヴィニョンから電車で約30分。
終点なので途中で降りて間違える心配はありません。
駅から歩いて10分程で、蚤の市の開かれている場所に到着です。
プラタナスの木が揺れる中でのマーケット。気持ちい良い~。
蚤の市が開かれている場所はparking Platanesという、大きな駐車場。
旅行者や地元のお客さん、そしてプロのバイヤーさん達も買付に来ています。
野菜や果物柄のお皿たち。
とってもフランスらしい、テリーヌ型を発見。可愛らしい鶏ちゃん型。
机などの大型家具もあります。
蚤の市は朝9時ごろから開催です。午前中で帰ってしまう出店者さんも居るので、なるべく早めに行った方が吉。
ついでに朝ごはんもカルパントラで!という方には、夢のような空間のサロン・ド・テ、ジュヴォーをオススメします。
リル・シュル・ラ・ソルグの蚤の市 L’Isle sur la Sorgue
ゆるやかな運河が町の中を流れる、ソルグ。
町名は“ソルグ川の島”という意味。かつて盛んだった織物業の名残である風車も所どころ残っています。
南仏のヴェニスとも呼ばれている美しい場所です。
アクセス
アヴィニョン・サントル(中央)駅からTERで約25分。
蚤の市の開催は日曜日。
駅のロータリーを通り、運河沿いを右手に歩いて行くと、そこがすべてブロカントのマーケットになっています。
運河沿いのQuatres Otages通りが開催場所です。
南仏らしさ全開。
午前中は食料品のマルシェや南仏プロヴァンスのお土産・特産品のお店も立ち並んでいます。
こちらは、マルシェで見つけたオリーブの実です。
運河沿い以外にも、アンティーク村(門構えの中に、複数のショップがある)が何か所もあります。入口はアンティークの文字の看板が付いているので分かりやすいです。
川沿いに、メゾン・ジュヴォーのソルグ店もありますよ。
グルメ情報
ランチは運河沿いのL’Atelier Terre & Mer さんで頂きました。日替わりのお魚料理(この日はサーモンとスペルと小麦のサラダでした)も美味しかったです。
サービスも感じよく、また行きたいと思います。
(L’Atelier Terre & Mer 7 quai Rouget de Lisle, 84800, L’Isle-sur-la-Sorgue France)
常設のアンティークショップ
もし電車までの時間があれば、駅のすぐ近くの「Le Village des Anticuaires de la Gare」というお店を要チェック!
古着やリネン、トーションなど日本では手に入らない貴重なものばかりです。
所狭しと並んでいます。
南仏の蚤の市・攻略ポイント
ここからは、南仏の蚤の市に興味が湧いてきた方へのご案内です。
パリやニースから蚤の市へアクセスする方が多いと思います。
電車移動の場合、アヴィニョンを拠点にするわけですが、二つの蚤の市がどちらも日曜日に開催なんですよね。
旅の予定を考えると、何週間も南仏に居られない・・
なので、必然的に、1日でカルパントラとソルグ両方の蚤の市を回らなければいけません。
南仏の町や村をレンタカーで回ることは確かにお薦めなのですが、フランスでの車の運転に慣れていないとやはり大変。
左ハンドル、日本とは逆の車線、ロータリー式の交差点などなど。
しっかり時刻表を確認すれば電車やバスでも十分に楽しむことが出来ます。
効率を考え、電車の時刻表と睨めっこして、計画を練りましょう!
文章だと分かりにくいので、簡単な図にしました。
まずは、拠点となるアヴィニヨンを目指します。
パリのリヨン駅からTGV(フランス版新幹線)に乗り、約2時間半でアヴィニヨンTGV駅に到着です。
しかし、アヴィニヨンTGV駅と在来線のアヴィニヨン サントル(中央)駅は離れているのです。
アヴィニョン滞在や観光をするには、サントル駅へ移動しなければなりません。
TGV駅とサントルの間はバスか電車での移動になります(約15分)。
アヴィニョンからソルグへは、サントル駅からカヴァイヨン行きの電車に乗ります。
アヴィニヨンからソルグへは、サントル駅から1日に数本出ているカヴァイヨン行きの電車に乗ります(約30分)。
または、サントル駅近くのバスターミナルから1日に数本出ているバスに乗ります(約40分)。
ポイントのおさらい
・電車とバスの本数が少ないので、土曜日にアヴィニョンで前泊する
・日曜朝イチでカルパントラ、その後電車の時間に合わせてソルグへ向かう
・夕方アヴィニョン発のTGVに乗れば、日曜日中にパリへ戻ることが可能
※もちろん、ゆっくり過ごすなら、日曜も南仏に泊まりましょう◎
また、電車の時刻については、あらかじめ、フランス国鉄(SNCF)のサイトで確認しておきましょう↓
時間帯順に表示されるので、出発と到着のボタンを動かすとそれぞれ検索が出来ます。
アヴィニョンを拠点とした南仏の蚤の市めぐり。素敵な旅になりますように。
プロヴァンス地方では、「セミ」は幸運を呼ぶシンボルとして愛されています。
お土産屋さんでもよく見かけ、色々なアイテムがあります。南仏を訪れた際は幸運の「セミ」を探してみてください。
本日も読んでいただきありがとうございます。