パリで子供から大人までたっぷり楽しめる、国立自然史博物館のご紹介です。
パリの5区、ソルボンヌ大学やパンテオンがあり、学生街としてリーズナブルな料理屋さんやカフェも多い場所。カルチェ・ラタンとして親しまれているエリアです。
国立自然史博物館(Muséum national d’Histoire naturelle)の中には、植物園や温室、骨格標本を扱ったミュージアムがあります。
今回はその中でも、たくさんの動物が並んだ「進化の大ギャラリー(La Grande Galerie de lÉvolution)」を見てみましょう。
パリ・国立自然史博物館で進化の大ギャラリーを堪能する
大きな敷地内、植物園の並木道。動物たちを見る前にフラっと散歩。
こんな風に気軽に植物に触れたり、囲まれたり出来るのもパリの魅力の一つです。
こちらがギャラリーの入口です。
チケットを購入し入場すると、いきなり出迎えてくれる巨大な骨。大き過ぎて写真に納まりません。分割ですが、スケールは伝わるかな?映画「ナイトミュージアム」に出てきそうですね。
この階にコインロッカーもあるので、大きな荷物がある場合は預けましょう。(1€を入れると、あとで荷物を取り出した時に硬貨が戻ってくるタイプのロッカーです。)
海のコーナーにはマンボウや亀など。水族館ではないけれど、充実した展示を楽しむことができます。
ペンギンや海鳥の剥製。
上の階へ上がってみます。
おおお!!!これが、ずっと観たかった動物たちの大行列!!!象を先頭にゾロゾロ。
別角度から。建物が吹き抜けになっていて天井も高いので、どこからでも動物を見ることが可能。
真下からキリンを見上げてみました。
僕は動物が大好きで、地元の動物園の年間パスポートを購入していた時もありました。なかなか近くで見ることが出来ない肉食動物の剥製には大興奮。
じっくりライオンを眺めます。やっぱり百獣の王だけあって、オーラがあります。たてがみ、髭まで数センチ。
やっぱり足を見ると、ネコ科だなあと安心します。子供だと、「あっ、ライオンがいる!でも動かない・・・」と思うかもしれませんが、大人になってじっくり観察すると新しい発見がたくさんあって熱中してしまうかも。
この日は、課外授業でたくさんの子供たちが館内にいました。自由に好きな場所で座って動物をデッサンする。最高の時間ですね。それにしても、みんな絵が上手です。
上の階へ移動します。エレベーターもあって便利です。正面から行列を見てみる。
写真がピンクっぽかったり青っぽかったりするのは、一日の太陽の動きを表現してるから。その日のサイクルを館内のライトアップの色を変化させ、その空間の中で動物を魅力的に見せています。
夜明けから夕暮れまで、ライオン・キングを見ているようです。壮大なコレクション。
また、館内では動物の鳴き声が聞こえたりして、総合演出されています。ただ剥製が並んでいるだけじゃない、生物の多様性を学ぶことができます。
絶滅危惧種の部屋でドードーを見たり、映像やパネルで更に動物への造詣が深まります。
大行列以外にも、上の階にも様々な展示が目白押し。
猛禽類の剥製も見応えがありました。
上の階にはカフェもあるので、ゆっくり寛いでも良し。1000m²のガラス屋根に照らされ巨大なホールで、味わい深い建物を眺める時間も素敵です。
帰りにはミュージアムショップへ。かわいいグッズがたくさん。次回行ったら、このトートを買いたいな~。
ということで、今日は「進化の大ギャラリー」をご紹介しました。雨で予定していた場所に行けない!とか、そんなタイミングでも室内でゆっくりできるスポットの一つです。
国立自然史博物館 (Grande Galerie de l’Évolution)
住所 :36 rue Geoffroy Saint-Hilaire 75005 Paris
アクセス :メトロ7・10番線 Jussieu駅 徒歩5分
公式サイト
先日ご紹介した、パリのモスクもすぐ近くです。お時間があれば一緒に観光するのもいいですね。