パリには数々のレストランがありますが、やっぱり恋しくなるアジアの味。
パリのビストロやフレンチも美味しいけれど、時差と観光で疲れた胃を癒やす料理。今日はオペラ座やルーブル美術館からも近くのPho14をご紹介します
パリのPHO14でベトナム料理
フォー(Pho)は元々、ベトナムのハノイ市近くが発祥の料理と言われていますが、今ではベトナムのみならず世界各地で食べられている有名な麺料理です。
オペラやルーブルの周辺はアクセスも良く、買い物や美術館の帰りなどの寄り道にも最適。オペラ通りから見ると少しだけ奥まっているのでお店は見えませんが、大通りから50mくらい入ったところにあります。
この日も大盛況で、待っているお客さん多数。それに加えUber EatsやDeliveroo(ロンドンが本拠地のデリバルーというフード配達サービス)といった出前の配達ドライバーさんたちが引っ切りなしに荷物の受け取りに来ています。
実はこちらのお店、本店がパリ13区にある人気料理屋さんの2号店なんです。アクセスの良さから、店内も込み合っています。隣のお客さんとの距離も近く、すごい熱気です。
フォーは大きく分けて2つ。牛骨などから取った出汁のスープに牛肉が載ったフォーボー(Pho bo、bo=牛)と、鶏ガラベースのスープに鶏肉を載せたフォーガー(Pho ga、ga=鶏)があります。
ベトナムでは、どちらか1つだけを提供しているお店が殆どです。チェーン店などの大きなお店は両方ありますが、やはり専門的に分かれています。
メニュー
Pho14は、牛も鶏も両方オーダー可能です☆気分によって選べて嬉しいですね。と言いつつ、僕はここのPho Gaが好きなので、メニューの5番をいつも選んでしまいます。牛のフォーも食べたことがありますが、(メニュー4番)薄切りのお肉にスープの熱でうっすらと火が入り柔らかくて美味しいです。
フォーの量も多いのですが、誰かと行った際には揚げ春巻き(メニュー8番)もよくオーダーします。小豆の入ったベトナムのチェーというココナッツミルクをベースとしたデザートもありますよ。いつもお腹いっぱいになってしまうので、デザートまでたどり着ける時は稀です。
まずは、フォーのトッピングの香草(長い葉っぱは、のこぎりコリアンダー)とモヤシ、香辛料などの乗ったお皿が運ばれてきます。香草などが別皿で提供されるのは、ベトナム南部のスタイルです。
フォーの食べ方
待つこと数分でフォーが運ばれてきます。
タイバジルやモヤシ、玉ねぎなどを熱いうちにスープに投入!
お好みで、一緒に提供される甘辛い茶色いタレ(甜麺醤のようなもの)とテーブルのチリソースを混ぜてに肉を付けて食べたりします。
唐辛子は辛いので、2・3個から試してくださね、一気に入れると段々とスープに辛みが出てくるので取り返しのつかないことになります(経験談、、笑)
美しい麺に惚れ惚れ。フォーの麺は米粉からできています。麺が伸びてしまうので早めに食べましょう。ベトナムでは、先にライムやレモンを絞って食べることが多いです。僕は半分ほど食べたところでレモンの酸味を加え、後半は味を変えて楽しんでします。
優しいスープに柔らかい鶏肉。フライドオニオンの香ばしさ、加えたハーブの香り。疲れを癒す至福の時間です。
フォーをすすっていると(あまり日本のように激しく麺をすするのは、ヌードルハラスメントという言葉があるように、ヨーロッパでは歓迎されない場合が多いです。静かにすするかスプーンも使って食べましょう。まぁあまり深く考えない方が吉)
揚げ春巻きもオススメ
テーブルが狭いので、置くのにちょっと苦労します。皮にはライスペーパーを使っているのでサクサク、癖になる味です。
熱いうちにレタスを適量とり、お好みでミントの葉と春巻きを乗せて巻きます。
ロールちゃんに出来ました。チリソースに付けていただきまーす!このソースがシャバシャバ(としか表現できずすいません)なので、日本のスイートチリソースをイメージすると初見は驚きますがサッパリした甘辛さです。
たっぷりの具材が詰まっていて、これだけでも食べにきたいな~と思う味です。
キッチンでは、ノンストップでオーダーを作り続けています。
ということで、今回はパリ旅の定番。必ず滞在中に一度は訪れるPho14をご紹介しました。カフェやレストランでも、サラダやお肉にパンを食べる機会が多いのでそんなにスープを飲む機会が無いんですよね。なので、この温かい優しい塩気のある出汁が身体に染み渡ります。あまり時間がなくて、サッと夜ご飯を食べるのにも最適です。是非一度、訪れてみてください。
Pho 14(オペラ店)
住所 :17 rue Molière 75001 Paris
アクセス :メトロ14番線 Pyramid駅 徒歩5分